関西電力とモンスター ― 2020年03月18日
関西電力の重役たちが発電所の地元の有力者から金をもらっていたことが判明して非難されている。検察官出身者を中心とした第三者委員会は,「ユーザーの視線が欠けていた」と非難したことが報道されたが,ちょっと違うと思う。全国各地にはモンスターというべき恐ろしい人物がおり,この地元有力者もそうだったのだと思う。そういうモンスターに逆らう勇気は普通の人にはないはずだ。ほとんどの人が恐怖に負けて事なかれ主義に走ってしまうと思う。つまり,ほとんどの人がその立場にあれば金を受け取ったと思う。毅然とした態度をとった人が一人もいなかったのは残念だが、重役たちを安易に責めることはできないと思う。本件には,そういう視点が必要なのではないか。モンスターをのさばらせない制度、手段はないものかどうか。
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